機知に富んだ柔軟な発想力とは、今あるものに工夫を加え、より良いものを造りだそうとする力のこと。そして、より賢く使うということ。そのためには、適切なツールを見つけ、実際に使ってみる必要があります。
柔軟な発想力は、スコッチ™ ブランドの核をなす、基本的価値観です。問題を解決する力こそ、柔軟な発想力を必要とする究極の創造です。この考え方が、これまで長年にわたり当社の発明の歴史を支え、未来のイノベーションの原動力となっています。
現在:スコッチ® ブランドの代表的な製品であるスコッチ® メンディングテープの特性を生かして開発されたスコッチ® @!テープ(あっとテープ)。貼ると柄が浮き出て、文字が上から書ける、ユニークなデザインテープです。
2013年:スコッチ® ブランドの製品設計者たちが、シンボルでもある「カタツムリ型(snail)」のディスペンサーのデザインを60年ぶりにリニューアル。新型のディスペンサーは、より快適な使い心地と使いやすさを追求。手に馴染む、モダンで洗練されたデザインに。
1997年:スコッチ® ポップアップ テープ ディスペンサーを発表。(日本では販売終了) 約5cmの長さにあらかじめカットされたテープが、さっと飛びだす携帯ディスペンサー。ハンドバンドがついているので、手や手首などにつけて使用できます。ラッピングや、工作・クラフト、学校の課題の製作が、より簡単スピーディーに。
1961年:3Mが、スコッチ® メンディングテープを開発。革新的なつや消し加工が施されたこのテープは、薄い色合いの紙や封筒に貼ると、ほとんど目立たなくなります。光沢感のあるテープとは異なり、表面にボールペンや鉛筆、マーカーで書き込みもできます。ほぼ同じ時期に、スコッチ® セロファンテープが透明テープに名称を変更。
1941年〜1945年:第二次世界大戦中、テープの製造は主に軍需品関連の製品が主流を占めるようになります。3Mは、軍需品としての梱包用テープや部品の識別ラベル、資材の固定用テープ、保護テープ、絶縁テープなど100種類以上のテープの開発と製造に取り組んできました。この時期、テープの両面に粘着剤がついたスコッチ® 両面テープが、透明テープの仲間として発売されました。
1939年:スコッチ® ブランドから、カタツムリ型(snail)の携帯テープディスペンサーを発表。初代モデルは板金プレス加工、その1年後にはプラスチック成形加工のモデルが発売されました。
1932年:最初の卓上型テープディスペンサーを発表。重さが3kg以上もある、鋳鉄製の頑丈な設計のディスペンサーでした。
1930年:3Mの若手エンジニアであったリチャード・ドルーがスコッチ® セルローステープを発明。のちにセロファンテープと名称変更されたこのテープは、水分や湿気に強く、食料品店やベーカリーなどの商品梱包用テープとして普及しました。スコッチ® セロファンテープが発売されたのは、大不況の最初の年でした。タイミングとしては最悪のように思われましたが、節約を迫られた時代の中で、スコッチ® セロファンテープは人々の暮らしの知恵"を次々と引き出していったのです。"
1925年、リチャード・ドルーが自動車塗装のマスキング用粘着テープを発明。先に塗った塗料をはがすことなく、しかも次の塗料を染み込ませないこのマスキングテープは、自動車塗装に革新をもたらしました。 この新しいテープは、すぐに広く普及します。人々は様々な場面で自らテープの使い道を探し始めたのです。予想以上に多くの人々に受け容れられ、家庭に職場に次々と用途や市場を拡げていきました。スコッチ® ブランドのテープ製品は、工夫次第で何にでも活用できる無限の可能性を秘めているのです。ここで、スコッチ® ブランドのテープ製品の非常にクリエイティブな過去の活用例をご紹介します。